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入院について

動物を入院させることについて考える時に、「どんな場合であっても入院は絶対にさせるべきではない」とか、ちょっとした症状でも「すぐに入院させて治療して欲しい」と言われる方がいます。

どちらも少し極端な考え方なので、どういう時に入院させるべきなのかということに対する当院の考え方を少し話したいと思います。

基本的な考え方として、当然のごとく入院には利点と欠点があるため、入院における利点がその欠点を上回ると判断した場合に限り、入院による治療を行うべきだと考えています。

例えば、通院では不可能な治療(ICU24時間の持続点滴、困難な手術の後の処置 など)を行わなければならない場合や、動いてはいけないような安静が求められる場合には入院が必要ですが、一般的な去勢手術や避妊手術の後は、術後状態が悪くなければ、特別な処置は必要ないため、入院はしなくてもよいでしょう。

また、仕事の都合や家庭の事情で通院が不可能であり、治療が行えないという場合には、入院の方がよいかもしれません。

気になるのは費用のことですが、1日当たりの費用は通院よりも入院の方が当然高くなります。

しかし、入院の方が通院よりも早く治って、結果的には安くすむ場合もありますので、どちらの方が高いか安いかというのは、時と場合によって異なってきます。

全ての病気において入院した方が早く良くなるなんてことはありません。

入院することによって、かえってストレスで調子が悪くなってしまう場合もあるでしょうし、逆に入院でなければ治療が難しい場合もあります。

動物の状態や性格、飼い主の考え方や料金などを総合的に考慮した上で、入院させることが最善かどうかを判断すべきなのです。