袋井動物病院
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フィラリア症について

フィラリア症は蚊に刺されることによって感染する寄生虫の感染症です。
感染すると約半年かけて成長し、最終的には肺動脈や心臓に寄生します。
すると徐々に心臓の機能が低下していき、息切れや咳、腹水、血尿など様々な症状を呈し、最終的には苦しみながら死んでしまうこともあります。

昔の犬の多くはこのフィラリア症が原因で命を落としていました。しかし、近年ではこのフィラリア症を予防できる様々な薬が開発されており、しっかりと薬を使って
いれば、予防効果はなんと100%です。
100%なのですが、時々薬を使っていたにもかかわらず感染してしまっている犬がいます。
なぜなのでしょう?これは予防薬を使っていた時期と大きく関係しています。
少しややこしいですが、とっても大切なことなので、頑張って読んでみてください。

 

予防薬を飲ませる時期というのは①平均気温と②予防薬の特徴によって決まっています。

 

①フィラリア症は平均気温が15℃以上なければ感染はしません。これは静岡県西部においては、だいたい3月後半~10月後半となります。

 

②フィラリア症の予防薬は蚊に刺されたことによって体中に入ってきたフィラリアの幼虫が約2か月成長したものに対して効果を発揮します。

 

つまり、蚊に刺されてすぐに薬を使っても効果はないので、初めて刺されてから2か月後から使い始め、最後に刺されてから2か月後まで使い続けなければならないのです。
ということは予防薬を使うべき時期は、フィラリア症に感染する3月後半~10月後半という時期に2か月ずつプラスして5月後半~12月後半までということになります。
もし蚊がいる時期だけ予防しようと思っていると、おそらく11月と12月の後半は予防薬を使いませんよね。
そうすると最後の2回をさぼってしまったがために、予防薬を使っていたにもかかわらずフィラリア症に感染してしまったということになるのです。
予防薬は途中でやめず、最後までちゃんと使うように気を付けてくださいね。

 

*予防薬には錠剤、ビスケットタイプ、お肉タイプ、注射、スポット剤(背中につけるタイプ)があります。詳しくはスタッフまでお尋ねください。

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ねこ